現代のWebユーザーはとても忙しく、そしてシビアです。
あなたのサイトが表示されたその3秒以内に、「読むか、閉じるか」を判断していると言われています。
その“3秒”で最も目に入るのが、ページを開いた直後に表示されるファーストビュー。
ここで「何のサイトか分からない」「ごちゃごちゃしていて見づらい」「目的の情報が見つからない」と思われたら、
すぐに離脱されてしまうのです。
だからこそ、ファーストビューはWebサイトにおける“勝負の場所”。
今回は、離脱されにくいファーストビューのデザインのコツをお伝えします。
1. 一目で「何のサイトか」がわかるキャッチコピー
訪問者は「ここは自分の探していた情報がある場所か?」を瞬時に判断します。
そのためには、ファーストビューで
- 誰に向けたサイトなのか
- 何を提供しているのか
- どんなベネフィットがあるのか
を明確に伝えるキャッチコピーを配置しましょう。
例:
☓「あなたの暮らしに寄り添うパートナー」
◎「●●市の介護保険対応|訪問看護ステーション〇〇」
2. スマホでも見やすいレイアウト設計
多くのユーザーがスマホからアクセスする今、
ファーストビューがPCでは整っていても、スマホで崩れていたら意味がありません。
- テキストは大きすぎず小さすぎず
- ボタンは指で押しやすいサイズに
- 写真やイラストは情報を伝えるためのものに限定
縦スクロール前提の構成に慣れている今のユーザーにとって、
「パッと見て分かる」「ストレスがない」ことが最も重要です。
3. 行動を促す“導線”を必ず設ける
ユーザーが「いいかも」と思っても、次に何をすればいいかわからないと迷ってしまいます。
ファーストビュー内に、
- 「お問い合わせ」
- 「資料ダウンロード」
- 「予約する」
- 「料金を見る」
などの**行動ボタン(CTA)**を入れておきましょう。
色や配置で目立たせることもポイントです。
4. 写真・動画は“意味のある”ものを選ぶ
「とりあえずキレイだから」という理由だけで背景画像を選んでいませんか?
ファーストビューに使用する画像は、「サービスの世界観を伝える」「安心感や信頼感を生む」ことが目的です。
実際のスタッフ写真やお客様の笑顔など、“信頼につながるビジュアル”の方が効果的なことも多いです。
5. 余白と文字数で「見やすさ」をコントロール
見た目がギュウギュウ詰めのファーストビューは、それだけで読む気が失せてしまいます。
- テキストは3〜5行以内に
- 周囲に十分な余白を
- フォントやカラーはシンプルに
**「一瞬で伝える」には「少なく・大きく・明確に」**が鉄則です。
まとめ:ファーストビューは“第一印象”のすべて
SNSからの流入も増えている今、Webサイトをじっくり読まれることは減っています。
その分、ファーストビューでどれだけ「伝える」かが、成果に直結する時代です。
- 分かりやすく
- 見やすく
- 行動しやすく
この3つの要素を満たすファーストビューこそ、「離脱されないサイト」への第一歩です。