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「先生の人柄が見えない」と相談につながらない理由

士業のホームページを見ていると、業務内容や料金、対応エリアなどはしっかり書かれていても、肝心の「どんな先生なのか」が伝わっていないケースが多く見られます。
実績も資格も十分なのに、なぜか問い合わせが来ない──その原因の多くは「人柄が見えない」ことにあります。

相談者にとって、士業の先生は“書類を作る人”ではなく“信頼して任せる相手”です。つまり、業務内容よりも“誰に頼むか”が大事。自己紹介ページは、その信頼を築くための最初の入り口になります。

「経歴」よりも「きっかけ」を書く

よくあるプロフィールでは「〇年に独立」「〇〇士として活動中」といった経歴を時系列で並べがちですが、それだけでは印象に残りません。
むしろ相談者が共感するのは、「なぜこの仕事をしているのか」「どういう想いでお客様と向き合っているのか」という部分です。

たとえば、

  • 開業のきっかけになった出来事
  • 印象に残っているお客様とのエピソード
  • 仕事を通して大切にしている考え方

こうした“人となり”が伝わる内容が入るだけで、一気に距離が縮まります。
士業の仕事は「見えにくい」からこそ、想いを言葉にして補うことが大切です。

「専門性」はやさしい言葉で語る

自己紹介の中で業務分野や得意領域に触れる際は、専門用語をできるだけ避け、
「専門的なことを、一般の人にどう伝えるか」という視点を意識しましょう。

たとえば、
「就業規則の整備を行っています」よりも
「社員が安心して働ける職場づくりを、制度面からサポートしています」
と書いた方が、読み手にはぐっと伝わりやすくなります。

相談者が“理解できる言葉”で説明している先生ほど、信頼される傾向があります。

写真と語り口で“距離の近さ”を出す

士業サイトのプロフィール写真というと、どうしても固い印象になりがちです。
スーツ姿での正面写真ももちろん良いのですが、少し柔らかい表情の写真を使うだけで、印象が大きく変わります。
事務所の雰囲気や、打ち合わせ風景などを加えるのも効果的です。

また、語り口も「〜いたします」「〜でございます」といった堅い表現ばかりだと、距離を感じてしまいます。
「私自身も以前こんな経験をして…」「こんなときは一緒に考えましょう」など、少しくだけた言葉を織り交ぜると、安心感が生まれます。

まとめ:「人柄」が伝わる自己紹介は最強の営業ツール

自己紹介ページは、“自分のことを語る”場ではなく、“相手の不安を解く”場でもあります。
「この先生なら相談してみよう」と思ってもらえるかどうかは、資格や実績よりも、人柄の伝え方次第
顔が見える言葉と写真で「どんな人が対応してくれるのか」を丁寧に伝えることで、問い合わせ率は確実に変わってきます。

士業の仕事は信頼がすべて。だからこそ、プロフィールこそが最大の武器になります。

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