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ウェブサイトのセキュリティ対策として欠かせないSSL証明書。無料SSLと有料SSL、どちらを選べば良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか?

今回は、無料SSLと有料SSLの違いや、それぞれのメリット・デメリット、そして最適な選び方について、初心者の方にも分かりやすく解説します。

SSL証明書とは?

SSL証明書は、ウェブサイトとユーザー間の通信を暗号化し、情報のやり取りを安全にするためのものです。これにより、パスワードやクレジットカード情報などの個人情報が第三者に盗み見られるリスクを大幅に軽減できます。

無料SSLと有料SSLの違い

区分 無料SSL 有料SSL
費用 無料 有料
認証レベル ドメイン認証(DV)が一般的 ドメイン認証(DV)、組織認証(OV)、拡張検証認証(EV)
発行機関 Let’s Encryptなど ゲルヒン、JPRS、デジサートなど
サポート 限定的 充実している

認証レベルについて

  • ドメイン認証(DV): ドメインの所有権を確認する最も一般的な認証レベルです。
  • 組織認証(OV): ドメインの所有権に加え、組織の身元も確認します。
  • 拡張検証認証(EV): 組織の身元を厳格に審査し、アドレスバーが緑色になり、組織名が表示されます。

無料SSLと有料SSLのメリット・デメリット

区分 無料SSL (例:Let’s Encrypt) 有料SSL (例:ゲルヒン、JPRS、デジサートなど)
メリット 費用がかからない、導入が簡単 信頼性が高い、サポートが充実
デメリット 認証レベルが低い、サポートが限定的 費用がかかる、導入が少し複雑

どちらを選ぶべき?

どちらを選ぶべきかは、サイトの性質やセキュリティに対する要求によって異なります。

  • 個人ブログや趣味のサイト: 無料SSLで十分な場合が多いです。
  • 企業サイトやECサイト: 信頼性を高めたい場合は、有料SSLのOVまたはEV認証がおすすめです。
  • 無料SSLのデメリットを補いたい: 有料SSLの方がサポートが充実しているため、安心して利用できます。

選び方のポイント

  • セキュリティレベル: どの程度のセキュリティレベルが必要か
  • 費用: 予算はどのくらいか
  • サポート: サポート体制は充実しているか
  • 有効期限: 有効期限はどのくらいか

まとめ

無料SSLは、費用をかけずに簡単に導入できるというメリットがありますが、セキュリティレベルやサポート面では有料SSLに劣ります。一方、有料SSLは、信頼性が高く、サポートも充実していますが、費用がかかります。

どちらを選ぶかは、サイトの性質やセキュリティに対する要求によって異なります。

無料SSLで十分な場合もあれば、有料SSLの方が適している場合もあります。

ご自身のサイトの状況に合わせて、最適なSSL証明書を選びましょう。

その他

  • 無料SSLでも十分な場合: 個人ブログ、趣味のサイトなど、情報漏えいのリスクが低いサイト
  • 有料SSLがおすすめの場合: ECサイト、金融機関のサイトなど、機密性の高い情報を扱うサイト
  • 無料SSLと有料SSLを併用する: メインのドメインには有料SSL、サブドメインには無料SSLといった使い分けも可能です。

最後に

SSL証明書の導入は、ウェブサイトのセキュリティ対策として非常に重要です。この記事が、SSL証明書の選び方の参考になれば幸いです。

より詳しい情報を知りたい方は、以下のキーワードで検索してみてください。

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  • 組織認証
  • 拡張検証認証

ご自身のサイトに最適なSSL証明書を見つけて、安全なウェブサイト運営を実現しましょう。

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