なぜ問い合わせが“来ない”のか?
ホームページを公開しているのに「全然問い合わせが来ない…」と感じたことはありませんか?
アクセス数があっても反応がない場合、単に「見られていない」だけでなく、「伝わっていない」「信頼されていない」という課題が潜んでいることが多いです。
この記事では、コンバージョン(=問い合わせや資料請求)を阻む代表的な5つの落とし穴と、その改善策を紹介します。
1. デザインが古く、信頼感を損ねている
第一印象は数秒で決まるといわれます。デザインが古かったり、スマホ対応がされていなかったりすると、それだけで「この会社、大丈夫かな?」という不安を与えてしまいます。
改善ポイント
- 最新のデザインや配色を取り入れる
- スマホでの表示・操作性を最優先に設計する
- 代表者やスタッフの写真で「人となり」を伝える
2. 「誰に」「何を」伝えたいのかが不明確
コンテンツが企業視点になってしまい、訪問者にとっての「メリット」が見えないケースも多くあります。
たとえば、「弊社は創業30年」「高品質な製品を提供」などの言葉だけでは、ユーザーの心には響きません。
改善ポイント
- 訪問者が抱える悩み・課題を明確化する
- 「あなたの課題をこう解決します」という構成に変える
- ターゲットごとにページを分ける(例:法人向け・個人向け)
3. 問い合わせ導線がわかりにくい
せっかく興味を持っても、「どこから問い合わせればいいのか」がわからないとユーザーは離脱します。
特にスマホでは、ボタンが小さい・見づらい・押しづらいというだけで機会損失につながります。
改善ポイント
- 全ページに問い合わせボタンを設置する
- スクロールしても固定で表示されるボタンを活用
- 問い合わせフォームは入力項目を最小限に
4. 文章が長すぎる・専門用語が多い
伝えたい思いが強いほど、説明が長くなりがちです。しかし、専門用語や長文ばかりでは、ユーザーが読む前に離脱してしまいます。
「専門的すぎる=わかりにくい」と感じさせてしまうと、信頼性を損ねる結果にもなります。
改善ポイント
- 1ブロックあたり3〜4行で読みやすく
- 難しい言葉は図解や具体例で補足する
- 「結論 → 理由 → 事例」の順で書く
5. 行動を促す“きっかけ”がない
多くのサイトでは、「お問い合わせはこちら」だけで終わってしまっています。
しかし、ユーザーはその段階では「今すぐ連絡しよう」と思っていないことがほとんどです。
改善ポイント
- 無料相談・資料ダウンロードなど“ハードルの低い”CTAを設置
- 実績・お客様の声などで安心感をプラス
- 「こんな方におすすめ」などで共感を引き出す
まとめ:サイト改善は「小さな調整の積み重ね」
問い合わせが来ない原因は、一つの要素だけではありません。
デザイン、導線、文章、CTA、ターゲット設定など、複数の要因が絡み合っています。
大切なのは、一度に完璧を目指すのではなく、アクセス解析などのデータを見ながら少しずつ改善を重ねること。
小規模事業でも、正しい改善サイクルを回せば確実に「反応があるサイト」に変えることができます。