夏の疲れをリセット!9月から成果を出すためのホームページ準備ポイント
夏休み明けは“サイトの体調”を立て直す絶好のタイミング。古い情報や季節外れのビジュアル、遅い表示速度は信頼と成果を下げます。ここでは9月からの集客を伸ばすための実務的チェック項目を整理します。
1. 現状把握と優先順位づけ
■ まず確認したい指標
- 直近90日の主要ページPV/離脱率/CV数の推移
- 検索流入の主要クエリと掲載順位の変化
- モバイル比率とモバイル側の体験課題(スクロール量・タップ密度)
■ 優先順位の付け方
- トラフィック×収益貢献が大きいページから着手
- 改修コストが低く効果が高い“クイックウィン”を先に
2. 情報の鮮度アップデート
■ 点検リスト
- 夏の告知・終了キャンペーンの撤去/アーカイブ化
- 営業時間・料金・在庫・FAQの最新化
- イベント・セミナー・休業日カレンダーの更新
3. ビジュアルとトーンの季節リフレッシュ
■ 差し替えポイント
- ヒーロー画像/キービジュアルを秋寄りに更新
- トップバナー・サムネイルの色調とコピーを統一
- OGP画像・ファビコン・サイドバナーの整合性確認
4. 導線最適化(回遊と到達を最短に)
■ 基本施策
- トップの主導線(サービス・料金・事例・お問い合わせ)を明確化
- 関連記事リンクの拡充(兄弟・親子ページを相互接続)
- ヘッダーナビ/フッターの構造と実態の整合性を点検
5. 内部SEOの再点検
■ タイトル/見出し/本文
- タイトルは主要キーワード+価値提案で30〜38文字目安
- H1は1ページ1つ、H2→H3の階層は飛ばさない
- 導入段落で要点を2文以内に要約、箇条書きで補足
■ 構造化と正規化
- 構造化データ(BreadcrumbList/Article等)の整合
- 重複ページの正規URL統一(canonical/301)
6. 表示速度と安定性(コアウェブバイタル)
■ 実装ポイント
- 画像は適正サイズ+WebP、遅延読み込みの徹底
- CSSはクリティカル抽出、JSはdefer/asyncでブロッキング削減
- フォントはfont-display: swap、メディアに寸法指定でCLS抑制
7. セキュリティと保守
■ 安心感の土台づくり
- SSL証明書の有効期限/TLS設定の確認
- CMS・プラグイン更新、不要プラグインの削除
- フォームのスパム対策(reCAPTCHA/honeypot)と到達確認
- 自動バックアップの頻度とリストア手順の再確認
8. SNS・Google連携の整備
■ 即効性のある連携
- 新着・特集をSNSで告知し、詳細はサイトへ誘導
- Instagram埋め込みで更新負担を軽減しつつ鮮度維持
- Googleビジネスプロフィールの最新投稿・写真を更新
9. 計測と運用の再スタート
■ 体制づくり
- GA4/サーチコンソールの目標とレポート雛形を更新
- 月次の定点観測(主要KPI・課題・次月アクション)を固定化
- 改修の差分ログ(いつ/どこを/なぜ)を記録
まとめ
“夏のリセット”は短期の整備ではなく、秋からの成長に直結する投資です。情報・導線・速度・安全性・連携・計測の6領域を押さえ、優先度の高い箇所から確実に整えていきましょう。