loader image

WordPressは、豊富なテーマとプラグインが揃い、自由度の高いカスタマイズが可能なCMSとして人気です。しかし、テーマを直接編集してしまうと、アップデートのたびに編集内容が消えてしまうという問題があります。

そこで今回は、テーマを安全にカスタマイズする方法として、子テーマの活用方法をご紹介します。

子テーマとは

子テーマとは、親テーマの機能を継承したテーマです。親テーマのファイルに加えて、独自のカスタマイズ用のファイルを置くことができます。子テーマを使用することで、親テーマを編集することなく、安全にカスタマイズすることができます。

子テーマのメリット

  • 親テーマを編集する必要がないため、アップデートの影響を受けずにカスタマイズを維持できる
  • 複数のサイトで同じカスタマイズを適用したい場合に便利
  • コード管理が容易になる

子テーマの作り方

子テーマは、以下の手順で作成することができます。

  • 親テーマと同じ名前のフォルダを作成する
  • フォルダ内に style.css ファイルを作成する
  • style.css ファイル内に以下の記述を追加する
  • CSS
    /*
    Theme Name: 子テーマの名前
    Theme URI: https://example.com/
    Description: 子テーマの説明
    Author: あなたの名前
    Author URI: https://example.com/
    Template: 親テーマの名前
    Version: 1.0.0
    License: GPLv2 or later
    */

    @import url( ../style.css );

    /* 子テーマで独自に記述するCSS */

  • 上記のコードを編集して、必要なカスタマイズを記述する
  • 作成したフォルダを圧縮してZIPファイルにする

子テーマの使用方法

作成した子テーマをWordPressにインストールするには、以下の手順で行います。

  • WordPress管理画面にログインする
  • 左メニューの「外観」→「テーマ」をクリックする
  • 「テーマを追加」をクリックする
  • ファイルを選択してアップロードする
  • インストールした子テーマを有効化する

子テーマでカスタマイズできる内容

子テーマでカスタマイズできる内容は、以下の通りです。

  • CSSによるデザインの変更
  • HTMLによるレイアウトの変更
  • PHPによる機能の追加・変更

まとめ

子テーマを活用することで、親テーマを安全にカスタマイズし、オリジナル性の高いWordPressサイトを作成することができます。ぜひ、今回ご紹介した方法を参考に、自分だけのサイトを作ってみてください。

■関連記事:WordPress子テーマを使いこなすためのステップバイステップガイド